見積もりをしっかりするということで、家の値段が明確になるということをお話しました。
http://cocochi-yoku.net/column/?p=12
設計事務所との家づくりでは、施工をする工務店を選ぶ時に「入札」や「相見積り」という方法が取られることがあります。
「入札」という言葉から誤解を受けやすいのですが、単純に金額が安い見積もりの工務店に仕事を任せるということではないのです。
図面通りの積算、材料や工賃の数量や金額が拾い落ちなくしっかりとできているか、出された価格が妥当であるかなど比較し、それによって安心してまかせる工務店かどうかを建築家が判断するために「入札」や「相見積り」が行なわれます。
あくまでも“妥当な金額の見積もりかどうか”ということが、重要になってきます。
つまり、相見積りという作業は、信頼して工事を任せることができる工務店を見つけるために行なわれているものだと思います。
ですので、設計事務所と工務店の間にしっかりとした信頼関係があれば、入札などの作業は必要なくなると、私は思います。
設計事務所と工務店のしっかりした信頼関係があれば
早い段階で概算見積りを立てたり
建主や設計者との打ち合わせに参加することができます。
それによって、建主・建築家・工務店の3者の信頼関係を早い段階で構築していくことができるのです。