家の値段って?

見積書1

一生で一番高価な買い物といっても過言ではないのが、家の購入かもしれません。
家を建て、暮らし始めるまでにはどれぐらいの費用が必要なのか?

ざっくりと以下のようなものが必要になります。

  1. 家そのものともいえる、建築工事費
  2. しっかりとした図面を描いてもらい監理をしてもらうための設計・監理料
  3. 照明器具、カーテン、冷暖房、庭工事
  4. 土地の購入代
  5. 税金、登記費用、水道加入金、火災保険、引っ越し費用、家電、などの諸費用

資金計画をしっかり立てるためには、この辺りは押さえておく必要があります。

 さて、その中でも“家の値段”というのは、どうやって決まるのでしょうか。
よく言われるのは、「坪あたりいくらになるのか」という“坪単価と”いうものです。これは、自社での仕様がきまっている “ 商品としての家づくり”をしているところでは、見積書でよく使われている方法です。

 この方法であれば、使う材料を標準化しているために、図面が出来上がった時点で、○○坪の家なので、坪数×単価=家の値段という関係で、見積書が出来上がります。
お客さんにとっても、早い段階で金額が明示されるので、シンプルでわかりやすいかもしれません。

坪いくらの家づくりでは、
「じゃあ、家を○○坪小さくしましょうか!?」
なんてことなってしまう場合もあります。

また、金額がすぐわかるという点ではメリットがあるのかもしれませんが、坪いくらとか一式いくらでは、どこにどれだけの費用が掛かっているのかがよくわからないということになります。

見積り風景

設計事務所の図面には建主の要望が、事細かにしっかりと描きこまれています。
その図面を基に、工務店が大工工事にはいくら、左官工事にはいくら、電気工事にはいくら…と各業種ごとの工賃や材料のひとつひとつ見積もりをしていきます。

しっかりと描きこまれているので、材料のひとつにしても、サイズや長さがを拾い出すことができます。
材料、それぞれに掛かる手間代、などできるだけ細かく積算していきます。
そして、「建築予算を見積る」ということは、各業者の数量等の間違いがないかもチェックを繰り返して集計していく作業になります。

この作業には設計事務所の図面が出来上がってから、2週間程度の時間がかかります。実は工務店にとって「見積り」は、とても大変な作業なのです。

そうして、材料や職人の工賃が細かく明示され、
家が出来上がるまでに、どういった材料がどのくらい必要で、
それを組み立てるには、どれぐらいの作業が必要になるかなどが分かる見積書ができあがります。
そして、それにはもちろん工事を管理するための費用や、安全に進めるための仮設の費用、保険の費用なども含まれています。
よってこの見積書はページ数にするとゆうに30枚を越す内容になります。

細かく明細がある見積書があれば、限られた予算の中でどの部分にどれだけの予算をかけれるのか、建て主がどこを大切にしたいのか、しっかりと建主にも考えてもらうことが可能になります。

建主の要望を満たすためにできる方法を、
それぞれの立場で
納得できるまで考えることによって、
家の値段は決まるものでありたいと思います。